子どもと共に成長するよろこびを
食と森のこども園美里は
令和2年にオープンした新しいこども園です
保育教諭のみなさんと一緒になってこれから作り上げていきます。
これは姉妹こども園である仙台の「食と森のこども園小松島」に届いたエピソードです。
場所は違えどその想いは小松島と美里と何ら変わりはありません。
食と森のこども園を卒園してからも、時々、卒園児の保護者などから、近況報告を教えてもらうこともしばしば。新聞、FBなどで、卒園児の活躍を知ることもあります。嬉しくって、こども園の玄関に記事を貼っています。在園児の保護者から、「○○くん、○○ちゃん凄いね~!」など、卒園児を知っている保護者もかなりいらっしゃいます。また、玄関に張り出している写真の事を、その卒園児や保護者にメールしてみると、「嬉しい!」と声が返ってきて、こちらも嬉しい気持ちにさせてもらいます。こんな風に、卒園してから何年経っても、近況を教えてもらえる。成長を知ることができる。有難いです。
ある日のこと、入院中のBちゃんのお母さんから電話がきました。「今日、嬉しいことがあったんです…」半分泣いているような声でした。電話があった前日のこと。こども園の給食の時間に、園ではおかずの話や、食べ物の話をしています。この日のメニューに、ほうれん草がありました。保育者 「ほうれん草を食べると元気が出るんだよ~」Bちゃん 「へぇ~ そうなんだ。」この日の夜、Bちゃんはお父さんと八百屋さんでほうれん草を買ってから、お母さんの病院へ。Bちゃん 「お母さん、ほうれん草食べて元気になってね!こども園の先生が言ってたよ~。」お母さんは、涙してたらしいです。そして、嬉しい気持ちをこども園に伝えてくれました。保育者の何気ない一言が。素敵な物語になりえることもある。私も、とっても嬉しい気持ちにさせてもらいました。
卒園児と、お母さんから、たくさんの手紙が届きました。Bちゃん(小6)は来年、中学受験。お母さんの手紙から以下抜粋します。「Bは、中学受験です。かなり難関です。小学生なのに、ほぼ毎日お弁当を持参で塾へ行き、帰りは22時。これが正しいことなのか私(母)に解らなくなる時があります。ただ願書の志望理由に、『自分(B)が通っていたようなこども園を建てたい!自然と食と命の大切さを教えてくれた、自分の通ったようなこども園を建て、保育教諭になるために、この学校で勉強をしたい。』と、力強く書かれてありました。Bはあまり甘えることもなく自分の感情を伝えるのが苦手かもしれません。でも、こども園は唯一、自分を理解し受け止めてくれる所、本当の自分でいられる場所だったのだと想います。受験に合格するかしないかは別として、たぶんBは保育教諭になり、こども園を建てるという夢は必ず叶えるだろう。と、Bを見ていて強く感じます。…」心を暖めてもらえました。